■横浜市中区役所に作品展示:常設('06.7.19〜)

区役所のロビーの雰囲気が明るくなるようにステンドグラスを展示しました。
この度横浜市の中区役所ロビーに、今までに制作した作品を展示させて頂くことになりました。常設となりますが、季節ごとに展示替えの予定です。中区役所は横浜スタジアムの裏手にあたります。最寄り駅は、みなとみらい線で日本大通り駅、京浜東北線(JR)で関内駅です。中華街もすぐそばです。是非お立ち寄り下さい。 '07.05.29、4回目の展示替えをしました。

7枚連作中の1枚。青系のガラス3種を使用しグリザイユと呼ばれるステンドグラス用の釉薬で、ガラスを透過してくる光を刻むようにして線が描かれています。又、微かに銀色に光る線描はプラチナ彩を用いてアクセントにしています。 一日の初めが明けてゆく寸前の青の静けさ とでも表現したら良いでしょうか・・。
『ブルー』オリジナルデザイン  620×620(H×W)
透明板ガラスの表面に切口が不定形に刻まれた黒板ガラスが接着され、その上にはエマイユと金箔が施された小さな四角い白板ガラスがさらに貼付けられています。ペルリナージュとは「巡礼」の意味。18枚のガラスは光の制作に携わるまでの18年間を象徴しています。
『光のペルリナージュ』オリジナルデザイン(ガラスコラージュ)   440×650(H×W)
ファイバースコープで胃の中を覗いた時の印象を、丸い白板ガラスに青色グリザイユとエマイユで絵付けをしてみました。一筆描きでややためらいながら描いた線とも面とも見える青のタッチは、生命を維持する上での身体のリズムをとっている細胞のようにも見えます。
『ストマックスキャニング』
オリジナルデザイン
830×830(H×W)
格子状に接着されたガラスの「部屋」どうしを渡り廊下のように再度ガラスでつなげ、その表面にエマイユ絵付けされたガラスが接着されている。ピンクや紫の柔らかい色調と背景の黒色ガラスで、不思議なコントラストを醸し出しています。
『光の部屋へ』オリジナルデザイン(ガラスコラージュ)225×590(H×W)
日本語では「通路」「変転」の意味になるパッサージュとは、楽典ではカンデンツァ(装飾的経過楽句)となります。白板ガラスの上に金箔を貼り、その上にフ食をしグリザイユを埋め込んだ透明ガラスをサンドイッチしています。この作品を制作してから随分といろいろな変転がありました。26年前の作品になります。 『パッサージュ』オリジナルデザイン  345×725(H×W)
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