設計事務所様:
ステンドグラスを建築に使用すると云うことは「光の環境」を設定することになります。窓の方位、大きさ、形、窓越しに見える外の景色、四季の光の変化など、使用するガラスも技法もいろいろな条件によって異なってきます。まず基本設計の段階から、ステンドグラスにどのような役割を与えるかを考えてゆくことができれば、素晴らしい光の空間を演出することが可能になってきます。早めのお問い合わせをお願い申し上げます。
ゼネコン様、工務店様:
ステンドグラスを施工するにあたり、躯体との取り合いでアルミサッシュ、ステンレス、スチール、木枠のいずれかのフレームに取り付けることになりますが、窓の大きさによってはフレームを格子状に組んで一枚一枚嵌め込むことも多くあります。建築物が出来上がる途中何度か現場を拝見させて頂き、窓から入ってくる光の雰囲気等を見させて頂く必要があります。又、制作途中のガラスを取り付ける窓にあてがい、光の具合を見て頂くこともあります。ステンドグラスの窓への取り付けタイミングは、こわれ物ですので竣工間近が良いのですが、足場との兼ね合いもありますのでその都度ご確認をさせて頂いています。 |
個人住宅の施主様:
これから住宅を建てる方、又、既に住んでいる建物のどこかの窓にステンドグラスをと考えている方は、是非一度ご連絡下さい。個人のお宅のステンドグラスはまず毎日目にするものですから、「あっ、とてもきれい!」と思う色合いですと、いずれ飽きてくると云うことがあります。又、ステンドグラスだけが目立ってしまい、他のインテリアとの調和が保てないことも多くあります。ステンドグラスは絵画や版画と違い、「嵌め殺し」でめったに取り替えるものではないからです。お客様の好みの色合いやテーマを良くお聞きした上で水彩画を描き、承認して頂いてからステンドグラスの制作に入ります。又、当工房には豊富な資料がありますので、一度見て頂いてからデザインを話し合って進めていっても良いと思います。お客様のオーダーメードで制作する為、他のお客様等に同じデザインでステンドグラスを作ることはありません。
ステンドグラスパネルの修復、復元について:
ほこりをかぶり朽ち果てようとしているステンドグラスが、個人のお宅やいろいろな建築物に入っていることが人知れずたくさんあると思います。それはひょっとしたら価値の高いものかも知れません。そのようなものを見かけたり、又、身近にある方は是非ご連絡下さい。修復の手立てや保存の方法を考えたいと思っています。無料で鑑定等も致します。 |